産業革命が起こったことにより、様々な機械が発達しました。
インドを植民地としていたイギリスは綿織物を輸入していましたが、イギリスが綿織物を作るようになり、国家関係にも変化が起こるのです。
しかしこの時代は蒸気機関が開発された時代でもあり、機関車が発明されました。
この機関車とは一体どのようなものだったのでしょうか。
ここでは産業革命と機関車について開発します。
蒸気機関の開発
産業革命の時代、ワットが蒸気機関を作り上げました。
それまでの紡績機では馬力が使われたことにより、機械の効率化が図られていました。
しかし馬の力では足りないということで、今度は水力が重視されたのです。
馬を動力源として使うには馬のための餌代などが高騰した場合に困りますよね。
それを不安視した炭鉱経営者が石炭ならば安く利用することができると気付き、蒸気機関に着目したことでワットが作り上げた蒸気機関が広まるようになったとも考えられています。
蒸気機関車の開発
蒸気機関を最も早く利用して出来上がったものは蒸気船でした。
1783年にフランスで成功し、実用化が行われていたのです。
そして1804年、蒸気機関車が発明されました。
最初はなかなか実用化できるようなものができませんでしたが、改良が重ねられ、1825年にはジョージ・スティーブンソンがストックトン・アンド・ダーリントン鉄道に蒸気機関車を走らせることに成功したのです。
日本では1854年、ペリーが浦賀に来航した際に江戸幕府の関係者の前で模型蒸気機関車を走らせたという記録が残っています。
第二次世界大戦後は内燃機関が普及し、それに従って蒸気機関が衰退していきますが、今でも蒸気機関車は一部の地域で愛されています。
蒸気機関を車に使用
今度は蒸気機関を車に利用しようという試みがなされました。
実は車への適応は早く、1769年には始まっていたのです。
フランスの二コラ・ジョゼフ・キュニョーが世界初の蒸気機関を利用した車を開発しましたが、実用化には至りませんでした。
ガソリン自動車が開発されたことで、車には蒸気機関よりもガソリンの方が良いと考えられるようになったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
蒸気機関車は文明開化と同時に普及していきましたので、今でも一部の地域や博物館などで愛されています。
教育目的で模型が作られることもありますし、模型をコレクションとして集めている人も多いことでしょう。
産業革命の時代はこの蒸気機関によって機械が飛躍的に向上していくことになるのです。