もしも産業革命が起こらなかったら一体どうなっていたのでしょうか。
産業革命というのはイギリスで起こったものであり、動力として石炭が重視されました。
これが起こったことによって大量生産が可能になり、世の中の生産方式も大きく変化しましたね。
それならば産業革命がなかったら世の中は一体どのようになっていたのでしょうか。
ここでは産業革命がなかったら、ということについて解説します。
鉄道など交通機関の発達が遅れていたかも?
産業革命のときには石炭が重視されました。
もともとイギリスでは木炭が使われていましたが、あまりにも多くの木炭を使ってしまったということで木材が不足し、スウェーデンなどから木材を輸入していたのです。
そしてそんな時に石炭を使うようになり、それによって蒸気機関というものが発展しました。
蒸気汽関が発展したことによって船や車、そして機関車が発展し、鉄道などが出来上がったのです。
そのためもしも産業革命がなかったら、蒸気機関車の発明等が遅れていたかもしれませんし、あるいは鉄道というものがそもそも存在していなかったかもしれません。
馬車が普及していた可能性もあります。
地球温暖化が起こらなかったかも?
もちろん産業革命がなかったとしても、少なからず何かしらの工業化や機械化は世界中で行われていたでしょうから、産業革命が起こらなかったからといって地球温暖化が起こらなかったと言い切ることができません。
しかし、産業革命がなかったらそれなりに地球温暖化の問題が起こっていなかったか、ここまで深刻化していなかった可能性もあります。
あるいは1970年代まで、地球寒冷化が起こると考えられていたこともありました。
むしろ地球温暖化よりも地球寒冷化の方が戦争などが起こりやすいと言われており、温暖化よりも問題だと言われています。
また、温暖化と寒冷化を繰り返し、絶滅の危機に貧する動物などもいたかもしれません。
他の国で産業革命が起こったかも?
イギリスで産業革命が起こらなかったとしても、もしかしたら他の国で起こっていたかもしれません。
例えば、よく中国でなぜ産業革命が起こらなかったのかと言われることがあります。
中国の人口は実は当時のイギリスの人口よりも多く、貨幣経済も発展していましたし、特に科学技術が劣っていたということもありませんでした。
強いていうならば中国には知的財産権がなかったこと、そして労働力が非常に安かったことにより機械を導入する必要がなかった、機関を発明してもそのアイディアを誰かに盗まれていた、などということにより産業革命は起こらなかったのです。
しかし、もしもイギリスで産業革命が起こらなかったなら、他の国で起こっていた可能性も考えられます。
まとめ
いかがでしょうか。
イギリスで産業革命が起こらなかったら、少なからず現代とは少し違った状態になっていたかもしれません。
しかしやはり工業化などは進んでいきますので、遅かれ早かれ似たような状態になっていた可能性は十分考えられます。