イギリスの産業革命とは何を背景に、何年に起こったものなのでしょうか。
それを革命というのは徐々に世界中で起こるようになりますが、1番最初に起こったのはイギリスです。
それならば一体何を背景にイギリスで起こったのでしょうか。
ここでは産業革命の背景と産業革命は何年に起こったのかということについて解説します。
産業革命の背景について
産業革命は起こそうと思って起こるものではありません。
たとえ科学技術だけが進歩したとしてもそれでは産業革命は起こらないのです。
イギリスの産業革命の背景には豊富な労働力、原料を供給し製品を得ることができる海外市場、そして莫大な資本がありました。
もちろん科学技術もありましたが、イギリスは農業革命によって労働力が豊富であり、そしてインドやカリブ海に植民地を持っていたために市場にも困ってはいなかったのです。
さらに三角貿易による資本があったため、世界で1番最初に産業革命を起こすことができました。
産業革命に起こす必要なものが全て揃っていたと言えるのです。
南北戦争への影響
イギリスの産業革命はイギリスだけのものではありませんでした。
その影響は少なからず世界中に広がっていきます。
産業革命の影響を強く受けたのは1861年から1865年まで続いた南北戦争でした。
簡単に綿織物を作ることができるようになり、今度は綿花を海外から輸入するということを行ったのです。
そのため綿花プランテーションによって経済を成り立たせていたアメリカの南部はイギリスに綿花を売りたいと考えていました。
だからこそアメリカの南部は自由貿易を求めていたのです。
そして南北戦争が起こるとアメリカの南部を支援し、アメリカ連合国の独立を応援していました。
このように、イギリスの産業革命の背景にはイギリスに綿花をたくさん売りたいと考えていた国家の存在があります。
産業革命は何年に起こったのか
それなら産業革命は一体何年に起こったのでしょうか。
産業革命はあくまでも18世紀半ばから19世紀にかけて起こったものであり、具体的に何年に起こった、ということではありません。
ただし、1733年にはジョンケイが飛び杼を発明し、1764年にはハーグリーヴスがジェニー紡績機を発明しています。
そして1771年にはリチャードアークライトが水力紡績機を発明し、最終的に1785年、エドモンドカートライトが蒸気機関を作り上げます。
このような発明品はこの後、世界に大きな影響を与えることになりました。
まとめ
いかがでしょうか。
産業革命はただ突然起こったというものではなく、産業革命を起こすために必要なものが揃った上で徐々に始まっていた、という言い方の方が適切です。
そしてこれは日本にも大きな影響を与えていくのです。