産業革命がアジアに与えた影響とは

産業革命と言えば18世紀半ばから19世紀初頭にかけてイギリスで起こった産業革命を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

それならばそんな産業革命はアジアにどのような影響を与えたのでしょうか。

イギリスにおける産業革命は様々な技術革新が行われ、世界的に影響を与えました。

それならばアジアにはどのような影響があったのでしょうか。

ここでは産業革命がアジアに及ぼした影響について解説します。

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イギリス支配下のインド

アジアと一言で言っても、イギリスの産業革命は主にインドに影響与えました。

もともとイギリスの実質的支配下にあったインドはインドで綿布が作られ、それがイギリスにもたらされることによって産業が成り立っていたのです。

しかし、産業革命がイギリスで起こったことにより、イギリスで綿工業が盛んとなり、その機械製綿布が逆にインドに流入するようになったのです。

そのため今までインドで作られていた面分が売れなくなってしまい、インドの産業は打撃を受けることになりました。

そしてインドはイギリスに対して綿花を生産し、イギリスが綿布を作ってそれをインドが輸入する、という形式が出来上がっていったのです。

日本への影響

イギリスの産業革命はインドだけではなく、日本にも影響を与えました。

イギリスは産業革命によって安く様々な製品を海外に送り出すことができるようになったのです。

またイギリスの軍事力は世界一であったため、それに対抗するため自分たちも産業革命を起こそうと外国も意識的に力を入れるようになりました。

そして日本では富国強兵が起こります。

富国強兵はその名の通り、国家の経済を発展させることによって軍事力を強め、日本という国を強くしようとするものですが、これは産業革命の影響を受けてのものだといえます。

南北問題のきっかけ

イギリスは産業革命を起こしたことによって海外市場を探すようになりました。

アジアやアフリカ、そしてラテンアメリカなどの国家を原料を作る場所、食料を供給したり製品を売り出す場所、と考えるようになったため、産業革命を経験した地域とそうではない地域の間に経済格差が生じてしまい、南北問題に発展していくのです。

特にイギリスで綿工業が反映したことにより、アメリカ南部では綿花栽培が盛んになりました。

それによって南北戦争につながっていきます。

インドも綿花の輸出地にされてしまい、経済的には遅れをとってしまうようになるのです。

まとめ

いかがでしょうか。

アジアと一言で言っても産業革命は真っ先にインドの経済に打撃を与えました。

そして日本は産業革命に倣い、富国強兵への道を進んでいくのです。

産業革命はアジアに様々な影響を与えたということが言えるのです。

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