産業革命が建築に与えた影響とは

産業革命は建築にも影響を与えています。この時には様々な技術革新が起こり、労働者階級が出来上がるなど社会構造も大きく変化しましたよね。

しかし、産業革命はそれ以外に音楽や芸術などにも影響与え、さらには建築にも影響を与えているのです。

それならば産業革命によって建築はどのように変わっていくのでしょうか。

ここでは産業革命以降の建築について解説します。

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モダニズム建築

産業革命の影響を受け、モダニズム建築というものが一般的になりました。

近代建築と言われることもあります。

これはあくまでも機能や合理的な作りにこだわった建築であり、19世紀末から始まりました。

これまでの建築と異なり、例えば工業生産によって出来上がったガラスやコンクリートなどを用い、建築していく方法です。

これまでのヨーロッパには古代ギリシャや古代ローマの建築が起源となったものが愛されていました。

ルネサンス建築が長く主流とされ、芸術というものが重視されていたのです。

しかし新しい素材が産業革命によって開発され、建築も大きな変化を遂げてようになります。

低俗なデザインが多かった

産業革命を経験したイギリスでは大量生産が可能になっていました。

しかしそれと同時にやすいけれど低俗なデザインの製品が多く溢れるようになったのです。

それに従ってそのような商品に対する批判が出てくるようになりました。

ここにイギリスの建築家、ウィリアムモリスが批判を起こし、素材とデザインを合わせた製品というものが作られるようになります。

その動きはイギリスのみならずフランスやオーストリアにも広がっていきました。

素材や用途に応じた建築

そして建築というものは素材や用途に従って作られるべきである、という考え方が一般的になっていたのです。

モダニズム建築が一般的になり、アーツアンドクラフツという考え方が普及しました。

芸術学校や建築学校等も出来上がり、工場においても新しい建築方法などが重視されるようになったのです。

教育でも建築を重視した総合教育が行われるようになりました。

1920年代をピークに近代建築運動というものが流行し、世界的にこのモダニズム建築が流行っていくようになります。

また、建物だけではなく屋上庭園などといったものも重視されるようになりました。

まとめ

いかがでしょうか。

産業革命によって様々な商品が作られるようになり、それに従って建築も大きな影響を受けることになったのです。

確かに建築で使うことができるカラスなどが安く生産できるのであれば、それらをもっと有効活用した建築というものが出来上がりますよね。

今現在私たちが親しんでいる建築は産業革命の影響を受けているのです。

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