産業革命が世界に与えた影響

産業革命は世界各地で起こっていますが、1番最初の産業革命は18世紀半ば、イギリスで起こりました。

そしてその技術革新等は世界に影響与えていくことになります。

それならばイギリスで起こった産業革命が世界に与えた影響とは一体何だったのでしょうか。

ここでは世界への影響について解説します。

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インドへの影響

イギリスが様々な紡績機などを作り、綿布を大量生産していくようになったことでインドに大きな影響が出ました。

というのは、もともとはインドで安い綿布が作られており、それがイギリスに入り込んでいたのです。

しかしイギリスが国内で綿布を作るようになったことで、インドはその綿布を作るための原材料である綿花を作り、それをイギリスに輸出してイギリスが綿布を作り、さらにその製品をインドにする、という流れが出来上がったのです。

今まではインドで作り上げた綿織物イギリスが購入していましたが、その形態がガラッと変わりました。

アメリカへの影響

また産業革命は当時のアメリカに大きな影響与え、これは世界的にも大きな変化を与えることになります。

イギリスが綿布を製造するようになったことで、海外はイギリスに得るための綿花をたくさん作るようになったのです。

当時のアメリカは南北戦争の直前であり、アメリカ南部は綿花プランテーションで成り立っていました。

そしてアメリカ南部はその綿花を自由にイギリスに輸出するため、自由貿易を求めていたのです。

しかしアメリカ北部は逆にイギリスからより良い製品が来ることを恐れ、保護貿易を求めていました。

ここからアメリカ南部がアメリカ連合国として独立を求めるようになり、南北戦争になっていくのです。

南北戦争が起こったときにはもちろんイギリスはアメリカの味方をしていました。

ただしリンカン大統領が奴隷解放宣言を出したことにより、南北戦争の大義名分は奴隷制の廃止ということになりました。

そこで既に奴隷制を廃止していたイギリスは人道的な理由によりアメリカ南部の味方ができなくなったのです。

日本への影響

産業革命の影響を受けたのは海外だけではありません。

日本も産業革命の影響を受け、明治政府は富国強兵を行うことに決めました。

そしてこれが明治維新につながってきます。

日本が産業革命を起こすのはまだまだ先ですが、今まで鎖国をしていた日本はイギリスの影響を受け、強い国家を目指そうと立ち上がったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

イギリスの産業革命は世界中に影響与え、今度はアメリカとドイツが第二次産業革命を起こしていくことになります。

第二次産業革命においては電力が発達し、第三次産業革命においては航空力学などが発達していくことになります。

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